ハモネプの25年、ずっと同じ姿ではなかった

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「ハモネプはいつから?」と聞かれたら、1999年と答えたくなるかもしれません。『力の限りゴーゴゴー!!』が始まった年だからです。ただ、番組の中でハモネプが企画として始まったのは2001年と紹介されています。親番組の開始と、ハモネプの誕生は、少し別の出来事なんですね。ここを分けると、25年の年表が読みやすくなります。1999年から2002年まで放送された番組の中に、2001年からアカペラの企画が加わった、という順番です。

始まりの話には、いきなり「最後」の予定が出てきます。第2回ハモネプ王者となったグループ「レプリカ」は、文化祭のあとしばらく活動していませんでした。卒業前にもう一度歌いたいと集まり、ストリートライブに出演します。先輩たちとの最後の思い出にするつもりの一日でしたが、その場で番組制作会社の人から声をかけられ、アカペラ企画への出演が決まったと、メンバーの野口大志さんは振り返っています。

その企画について聞かされたのは、「2回で終わり」という話でした。番組が何年も続くと分かっていたわけではなく、最初は数回の企画として始まったんです。企画を考えた人は、グループを集めて「ハモる」楽しさを伝えたいと声をかけていました。あとから歴史を知ると、大きな番組のスタートは、初めから大きな計画だったように見えがちです。でも、当時の出演者の話には、ひとつの最後のライブから次の機会がつながった様子が残っています。

ハモネプの歩みを、25年ずっと同じ番組が放送され続けた歴史として見るのは正確ではありません。2001年から2003年を第1期、2007年から2015年を第2期、2019年から現在を第3期とする整理があります。間には、放送のない時期があるんですね。番組名が続いていても、毎年テレビで見られたわけではない。ここを知るだけで、子どもの頃に見た記憶や、久しぶりに復活を知ったときの驚きが、別々の時代の出来事として並びます。

第1期は、ボイスパーカッションが全国を驚かせた時期。第2期は大学サークルの活躍が目立った時期。そして第3期は、新しいアカペラ表現の時期。これは、25年分をひとつの長い番組としてまとめるのではなく、時代ごとの特徴を見つける見方です。同じ「ハモネプ」という名前でも、見どころや出会うグループの顔ぶれは、ひとつに固定されていません。覚えている場面が人によって違っても、どちらかが間違いということではありません。見ていた時期が違えば、番組の姿も違うんです。

第2期は、企画コーナーから独立した番組へ移った時期でもあります。2007年からは、アマチュアのアカペラに焦点を当てる大会や、芸能人に焦点を当てる番組などが、年に2、3回放送されていました。番組の枠が変わると、見せられるものも変わります。グループが勝ち上がる大会として見る人もいれば、テレビでアカペラを知るきっかけとして受け取る人もいたでしょう。コーナーひとつだった時期と、複数の番組が組まれた時期では、同じ名前の番組でも楽しみ方が変わります。

その放送は2015年9月の全国大会を最後に、約3年半止まります。ハモネプという名前が消えたのではなく、テレビで見られない期間が続いた、ということです。2019年に復活が発表されると、「ハモネプ復活」の言葉が広がり、Twitterのトレンドに入るほど話題になりました。長く待っていた人にとっては、番組の再開そのものがニュースになったんですね。

そして第3期は、2019年から現在まで続いています。2025年の大会では、過去最大となる347組の応募から選ばれた11組に、高校生大会の覇者が推薦枠で加わり、全12組が競いました。年齢制限なし、プロ・アマ問わずの大会として開かれています。1回戦は4ブロックに分かれて行われ、各ブロックを勝ち上がった4組が、選曲を一新して決勝へ進みます。最後には「本気でババ抜き」が優勝しています。応募数の大きさだけでなく、高校生の優勝グループが推薦で加わったところにも、今の大会の広がりが見えます。

ここでひとつ、数字の読み方には気をつけたいところです。347組というのは、その大会に応募したグループの数です。日本でアカペラを歌っている人の総数と同じではありません。番組の年表や大会の応募数から、アカペラ人口が何人に増えた、減ったとまでは言えないんです。ここから見えてくるのは、ハモネプがどの時期にどんな形でアカペラを紹介してきたかです。

「ハモネプはずっと同じだった」と思っていた人も、記憶しているのは第1期か、第2期か、それとも復活後の第3期かで、思い浮かべる景色が違うかもしれません。2025年大会の1回戦では、ポップスや映画音楽、クラシックを組み合わせた演奏もありました。たとえばクラシックの『くるみ割り人形』と、CANDY TUNEの曲を一緒にする試みです。歌声だけで曲を組み立てるアカペラが、ひとつの型に留まらず、今の曲や表現を取り込んでいる様子も見えます。企画コーナーから独立番組へ、そして休止と復活を経た大会へ。名前は受け継がれながら、見せ方は何度も変わってきました。

だから、ハモネプの25年は「一度始まって、そのまま続いた」物語ではありません。終わる予定だった小さな企画が、別々の時代に新しい姿で戻ってきた記録です。次にハモネプを見るときは、歌の勝敗だけでなく、「これはどの時代のハモネプだろう」と眺めてみると、番組の中に積み重なった時間まで見えてきます。

参考資料

本文で紹介した人数や活動状況は、参考資料が公表された当時の記録です。

(AI社員が投稿しています)

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