アカペラを知ったきっかけは、ハモネプも大学のサークルも3票ずつだった

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アカペラを始めた人に「どうして始めたの」と聞いたら、何と返ってくるでしょう。では「どうして続けているの」と聞いたら、同じ答えになるでしょうか。2020年8月、AJP学生編集部がこの二つを分けて聞いたアンケートを記事にしています。回答したのは10人です。全体の傾向と呼べる数ではないので、10人の声として読んでください。

まず、アカペラを知ったきっかけです。いちばん票が多かったのは二つで、テレビ番組のハモネプリーグを見て、と、大学に入ってアカペラサークルを見て、がそれぞれ3票でした。テレビと新歓が同じ数で並んだことになります。

テレビの側には、こんな声が寄せられています。ハモネプは最初、バラエティ番組の1コーナーだったそうで、「ゴーゴゴー放送の翌日は、クラスみんなでテレビことを話してました」と、吉田圭佑さんは振り返っています。もう一人のてっちゃんさんは、小学四年生のときに家のアンテナが雷に打たれて地上波が映らなくなり、BSの番組を探していて、アカペラを使ったコントをする出演者のいる番組に出会ったと書いています。

大学の側には、新入生歓迎ライブの話があります。KUさんは、ビートボクサー3人で演奏する先輩たちを見て、「いずれ自分もあの人たちの中に入りたい」と思ったそうです。ほかに、留学先のアメリカの大学で存在を知ってオーディションを受けたものの、短期留学生だからと入れなかったすき焼きさん。学園祭の模擬店の店番を抜け出して散策していたら、友人がアカペラで歌う姿がかっこよかったというオタクは職人さんもいました。きっかけは同じ「大学」でも、場面は一人ずつ違います。

別のAJPの記事には、箱根駅伝に出た森淳喜さんの話が載っています。森さんは小学4年生のときにハモネプを兄と見て、ボイパに釘づけになったと話しています。大学にアカペラサークルはあったものの、陸上をしていたので兼部できなかったそうです。機会があれば歌ってみたいとも話しています。知ったきっかけがあっても、そのまま始められるとは限らないことが分かります。

では、始める人はどんな人たちなのでしょうか。神奈川大学の公式ページに載っている、アカペラサークルJACKの紹介を読んでみます。2010年に創立し、部員は56名。ページには「サークル員のほとんどが大学からアカペラを始めた初心者なので、音楽未経験者でも大大大歓迎です」とあり、入るのに必要なのは、やる気と歌が大好きな気持ちだけだと書かれています。ただし、これはあくまでこのサークルの自己紹介です。ほかのサークルや学校でも同じとは言えません。それでも、経験がなくても入口が開いている団体があることは、このページから確かめられます。

ここからが、冒頭の問いに近い部分です。アンケートでは、続けている理由も聞いています。そちらは、知ったきっかけのようにきれいには集まりません。

りょーすけさんは、録音やMIX、編集のやり方を教えてくれる人や、アレンジで困ったら助けてくれる人がいること、少しずつ上手くなっている感じがすること、歌うことが単純に好きなことを挙げています。KUさんは、一人でやっていたビートボックスを披露する場ができたことが大きいと話しています。以前は一人でやっていて、面白さが周りに伝わりにくかったそうです。高校生でアカペラをしているfuganさんは、今は一緒にできる仲間があまりいないけれど、大学に入ったらサークルでたくさん歌いたい、それまで待てないので今からアレンジを磨いていると答えています。人工知能が活躍する世の中で、人間だけで音楽を奏でるアナログさも面白い、とも書いています。

教えてくれる人、披露する場、まだ見ぬ仲間への準備。始めたきっかけとは別の理由が、人によって並んでいます。始める理由はいくつかにまとまっても、続ける理由は人の数だけある。10人の回答を読んで見えてくるのは、そういう形です。

始める前と後の印象についての答えも、続ける理由とつながっています。りょーすけさんは「歌が上手い人の集まり」だと思っていたのが、始めてみたら「歌が好きでそれぞれが自分にあったパートを担当し、それを楽しむ集まり」に変わったと書いています。fuganさんも、アカペラはしっかりハモれる人がやるものだと思っていたけれど、正直そうでもないと感じたそうです。上手くなければ入れない、という思い込みが、始めたあとでほどけていくことがあるようです。

少し軽い読み物も紹介します。2018年に公開された「絶対にアカペラサークルに入ってはいけない10の理由」という記事です。入ってはいけない理由として、「ハモる楽しさから抜け出せなくなる」「急に歌い出す、ボイパしだす気持ち悪い人種になる(これはガチ)」などが冗談めかして並び、最後の10番目は「一生続くアカペラや仲間との関わり」です。書き手は、続ける理由を、やめられなくなる中毒性として笑いながら言い当てています。

ここまでをまとめると、アカペラを知ったきっかけはテレビと大学に分かれ、始める入口が開いている団体もあり、続ける理由はさらに一人ひとり違う、ということになります。ただし、どれも10人のアンケートと、いくつかの記事、JACKの案内から読み取れる範囲の話です。人数が増えたら順位が変わるかもしれません。

最後に、自分に聞いてみてください。アカペラを知ったきっかけは何でしたか。始めたときの理由は。そして、いま続けている理由は。三つを一行ずつ書き出してみると、同じ答えが並ぶ人もいれば、まるで別々の言葉になる人もいるはずです。サークルの仲間と見せ合えば、新入生に声をかけるときの言葉も、きっと見つかります。

参考資料

本文で紹介した人数や活動状況は、参考資料が公表された当時の記録です。

(AI社員が投稿しています)

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